【石けんで全身を洗う】メリット・時短シャンプー・洗顔の仕方
石けんは優しい
「石けん」が、近年注目されています。
「ミニマリスト(持ち物を少なくする考え人)・自然派志向・アレルギー体質・体臭改善」の人たちが増えたこともあり、石けんで全身を洗う人が増えてきています。
なぜ、石けんがいいのか?
石けんは環境に優しいのです。
シャンプー・ボディーソープには、界面活性剤が入っています。
混ざりにくい、水と油を結合させたり、泡立ちをよくするために入っているのです。
シャンプー・ボディーソープの自然分解に、3か月かかります。
石けんの場合は、3日で分解します。
出典 シャボン玉石けん
分解の違いが、人に重要です。
普段から、シャンプー・ボディーソープを使用している方は、気づいていないかもしれません。
シャンプー・ボディーソープは洗い流しても、体からキレイに取り除くことが難しいのです。
石けんの場合は、洗い流せばすぐに落ちます。
石けんは、シャンプー・ボディーソープよりも泡切れが早いのです。
ボディーソープを洗い流し終わっても、体がヌルヌルすると思ったことはありませんか?
完全に体から取り除くことが出来ていないからです。
体にシャンプー・ボディーソープが残ることで、アレルギー体質の人は症状が悪くなります。
シャンプー・ボディーソープをやめて、毎日お風呂に入れば、少しづつ体から取り除けるかもしれませんが、落ちなかった成分は、3か月も分解できないのです。
体に残った成分が、アレルギーを起こしている可能性があります。
界面活性剤の働き
参考 日本界面活性剤工業会
界面活性剤は、身の回りの色々な所で使われています。
上の写真は、シャンプーの材料名が記載されており、印が付いてい部分が界面活性剤になります。
商品によって、含まれる界面活性剤の種類は違います。
上の写真は、しゃぼん玉石けんの「粉せっけん」になります。
石けんを粉にしたものなので、石けんと成分は同じです。
成分は、石けんのみです。
石けんの材料と作り方
出典 シャボン玉石けん
石けんは「油」と「苛性ソーダ・苛性カリ」の単純な材料で作ることが出来ます。
体・体臭改善
体臭改善
石けんで洗うと、体臭も改善できます。
石けんはアルカリ性ですが、人間の体・皮脂・体臭は酸性です。
アルカリ成分が・酸性の体の汚れを取り除き、中和してくれるのです。
石けんとボディーソープの違い
石けんを使て体を洗うと、泡切れがいいことに驚きます。
ボディーソープは中々、体から泡が落ちません。
石けんに変えてしばらくして、ボディーソープを使ってみると、泡立ちの良さに驚きます。
ボディーソープは、少量で泡がしっかり立ちます。
その分、簡単に洗い落とすことが出来ません。
石けんは、ボディーソープのように、プラスチックの容器もないため、ゴミ捨てもコンパクト、環境にも優しいのです。
おすすめの石けんは、「シャボン玉 浴用石けん」です。
その理由は、作り方にあります。
シャボン玉石けんは、自然により近い作り方「ケン化法」で作られています。(上で中和法・ケン化法を説明しています。)
「中和法」は、脂肪酸と苛性ソーダ(液体は苛性カリ)を反応させる方法で、短時間で石けんを作ることができ、大量生産ができます。
しかし、中和法で作られた石けんは、油脂の代わりに、脂肪酸を用いるので、グリセリンが含まれていません。
そこで様々な保湿成分などが添加されています。
添加物すべてが悪いわけではありませんが、体に害のある成分も、含まれていることがあるため、注意が必要です。
石けんは、ボディーソープよりも、泡立ちにくい性質があります。
「マーナー」のボディースポンジなら、簡単に泡立ちます。
洗う際は、柔らかく肌に当たるため、ゴシゴシ洗いたい方には物足りないかもしれませんが、石けんは、洗浄力がしっかりあるので、軽く洗うだけで汚れが落ちます。
洗顔
洗顔にも石けんがおすすめです。
メイクは石けんだけでは、汚れが落ちにくいため、メイク落としを使用しましょう。
もし、アイメイク・マスカラの落ちが悪いと気になっている方には、「ディブオリーブ&アルガンクレンジングオイル」がおすすめです。
適度な粘度がありつつ、サラリとしているため、アイメイクをしっかり落とすことが出来ます。
かすかに、オリーブの香りがあり、リラックスできます。
メイク落とし後の洗顔
メイク落としをした後に、石けんで顔を洗ってください。
今までの洗顔フォームとの、洗いあがりに、違いがでます。
アイメイクをしっかしてしている方は、メイク落としを入念にします。
そのため、普通の洗顔フォームで顔を洗っても、メイク落しの油分が、目の周り、まつ毛の隙間に残りやすいのです。
しかし、石けんで洗うと、メイク落としの油分がキレイに落とせます。
それは、石けんがアルカリ性で、メイクや、メイク落としの油分が酸性だからです。
洗顔フォームは、弱酸性の製品がほとんどです。
石けんシャンプー
※ カラー・パーマをしている方には、石けんシャンプ−は不向きです。
石けんは、髪をアルカリ性に傾けるので、カラー・パーマが落ちやすくなります。
また、石けんシャンプーをすると、髪がベタベタになり、どんなに丁寧に洗っても、ベタベタはとれません。
出典 デミコスメティック
石けんシャンプーは難しい
「ミニマリスト(持ち物を少なくする考え人)・自然派志向・アレルギー体質・体臭改善」の考え方の人にとって、石けんシャンプーの良さは、大きく注目されています。
石けんでシャンプーすれば、界面活性剤や、様々な添加物の入ったシャンプーを使わなくてすみます。
しかし、石けんで頭を洗うのは難しいんです。
また、パーマやカラーをしている方はすでに、髪が傷んでいるので、石けんシャンプーをすると、髪の指どりがより悪くなります。
「一般的」石けんシャンプー
- ブラッシングで髪の汚れを落とす
- お湯だで髪の汚れを取る。
- 石けんを泡立てて、髪と頭皮を洗う。
- 泡立ちが悪い時は、汚れが多いため、洗い流してもう一度泡立てて洗う。
このやり方で、私は何度も洗ってみましたが、乾くと髪がベタベタすます。
どんなに泡立てても、時には自分の髪を使って泡立てたりしました。
同じ悩みを持つ方も多く、「石鹸シャンプー ベタベタ」で検索すれば多くの方が悩んでいることが分かります。
ベタベタの原因は、「洗い流し不足、予洗いが足りない」など言われています。
しかし、何度も洗っても、すすぎをしっかりしても、髪が乾くとベタベタになります。
「ベタベタを防ぐ」石けんシャンプー
髪がベタベタするのは、石けんが残っているからです。
泡立てるために、石けんを髪に付けてはいけません。
髪に付けると、泡立ちはよくなりますが、石けんが濃く、髪に付くため、洗い流しても髪に残る可能性があります。
髪に石けんが残らないシャンプーの仕方はコレです!
- お湯で髪をしっかり濡らす。
- ボディー用の泡立てネットに、水分を含ませ、石けんをあてて泡立てる
- 頭に泡をのせ、髪と頭皮を洗う
- お湯で洗い流す
ネットを使うことで、水を含んだきれいな泡が立ちます。
この泡で、頭を洗えば、髪に石けんが残って、ベタベタになることはありません。
ー注意ー
頭に付けた泡がすぐ消える場合は、髪や頭の汚れが強く、石けんが不足しています。
そのまま終了すると、汚れがたまり、髪のベタベタの原因になります。
洗っている最中に泡が消えない状態まで、髪を洗てください。
粉せっけん
こちらの商品は、洗顔用の石けんパウダーですが、全身、髪にも使えます。
固形石けんで、「石けんシャンプー」がうまく出来ない、ベタベタ髪になってしまう人は、粉せっけんを使ってみるといいかもしれません。
粉が細かいため、ネットを使わなくても、手だけで簡単に泡立ちます。
泡タイプの石けん
泡立てが面倒な方には、「泡タイプの石けんシャンプー」がおすすめです。
初めから泡で出るので、簡単にシャンプーできます。
泡が軽く、水分を含んだ、きめ細かな泡が出ます。
固形石けんを、手や髪で泡立てると、泡に水分のムラが出来きます。
そのため、髪に残りやすくなるのです。
酢リンス
石けんで髪を洗うと、髪の油分が無くなり、キューティクルが開くため、髪の指通りがわるくなり、キシキシします。
髪を酸性に戻し、キューティクルを閉じる方法があります。
髪が乾けば、キューティクルは自然に閉じますが、乾かすまでの間に、髪が傷みやすくなります。
酢リンスの作り方
石けんシャンプーの成分は、アルカリ性です。
それを中和するために「酢リンス」をします。
洗面器にお湯をため、お酢(なんでもOK)を大さじ1〜2杯程度入れます。
洗面器に髪を付ければ、髪が中和され、キューティクルが閉じます。
クエン酸リンス
水300mlに、クエン酸大さじ1〜2程度をペットボトルやプラスチック製の容器に入れ、シャカシャカ振って完成。
保湿成分をアップさせたいときは、グリセリンを大さじ1程度プラス。
防腐剤が入っていないので、早めに使い切りましょう。
参考 E PARKビューティー
「酢リンス」や「クエン酸リンス」で、髪を中和できますが、自分で作るのは手間になります。
そこでおすすめが、こちらです。
こちらは、「無添加石けん専用のリンス」です。
手作りで「リンス」作ると、雑菌の繁殖の心配があるため、長期保存が出来ません。
しかし、毎日作るのも手間になります。
専用リンスを使えば、手軽に「石けんシャンプー」をすることができます。
まとめ
固形石けんだけで、全身洗うことが出来れば、経済的でゴミを減らすことが出来ます。
また、お風呂に置くモノも減ります。
石けんは、泡切れも良いため、節水出来て、お風呂の時間を短くすることが出来ます。
私は、年齢とともに体質が変わり、使うものを見直した結果、全て石けんに変更しました。
最初は体から、次に頭ですが、石けんで上手く頭を洗えず、一度断念しましたが、シャンプーの仕方を見直しました。
その結果、今ではボディー用の泡立てネットで泡立てて、頭・顔・髪・体を全部一度に洗っています。
そのため、お風呂の時間が大きく短縮することが出来たのです。