クレヨンとクレパスの違い【原料・質感】おすすめ商品・遊び方
クレヨンとクレパスの違いから、製造法など分かりやすく解説!
また、クレヨンの色んな楽しみ方もご紹介しているので、是非やってみてください。
クレヨンとクレパスの違い
クレパスとは
数あるクレヨンの中の、一つです。
クレパスの一般名称は「オイルパステル」
クレパスの特徴は、発色が良いため、紙に描くと色がはっきりと出ます。
クレヨンとは
クレヨンが出来た当時は、顔料を固形ワックスで、練り固め作られていました。
※ 顔料は色で、固形ワックスはクレヨンにツヤを与えています。
現在では、油も混ぜて、よりなめらかに、描きやすいように作られています。
クレパスの歴史
日本では、大正時代に初めてクレヨン作られました。
当時のクレヨンは硬く、滑りが良かったため、線を描くのに適していました。
また、手が汚れないことでも、好感を持たれていました。
その当時、クレヨンと同じくらい使用されていたのが、パステルです。
パステルは、クレヨンでは出来ない、色を混ぜたり、色をのばすことが出来たため、自然で、深みのある絵を描くことが出来ました。
しかし、パステルは、紙に描いた色がはがれやすいため、定着剤を使わなければいけないという問題がありました。
写真:パステル
もっと、手軽に絵を描けるものを作るために、考えられたのがクレパスです。
クレパスは、クレヨンとパステルの良い所をあわせた、モノです。
クレヨン・クレパス・パステルの違い
混色
出典 サクラクレパス
重色
出典 サクラクレパス
重ね塗りができるのは?
クレヨンとクレパスのうち、重ね塗りが出来るのは?
クレパスは、重ね塗りが出来ます。
日本製のクレヨンは、海外製よりも、柔らかく作られているため、重ね塗りが出来るものも多くあります。
しかし、クレヨンによって、硬めなものもあり、重ね塗りが出来ないものもあります。
クレヨンの作り方
材料
- 着色剤 … 着色顔料・体質顔料
- ツヤだし・柔らかく … ワックス・油
- 固める … 結合剤
作り方
- 材料を混ぜる
- 加熱して、液状にする
- 型に入れ冷やし、固める
- 固まったら、ラベルを巻く
- 全ての色がそろったら、容器に並べて、完成
クレヨンの汚れの落とし方
ガラス・金属・プラスチック
メイク落とし用オイルを布に染み込ませ、汚れた部分を拭いてください。
あとは、乾いた布でふき取れば、きれいに汚れを落とすことが出来ます。
布(洋服など)
ぬるめのお湯(40〜50℃)に浸し、汚れた部分に洗剤を付け、歯ブラシでこすります。
汚れが落ちたら、水ですすいでください。
※ 布にべったり、付いた場合は、完全に落とすのは難しいので、なるべく洋服に付かないようにクレヨンを使用してください。
家具
乾いた布で何度か拭くことで、汚れを落とすことが出来ます。
クレヨンの汚れ防止
お子さんが描いた絵を、飾っているご家庭は多いと思いまうす。
しかし、うっかり触れると、手が汚れたり、洋服についていたりして、汚れを落とすのに苦労します。
そんな時、あることをすれば、汚れが簡単に落ちますよ。
手順
- クレヨンで描いた、絵の上にオーブンシートをのせる
- 高温のアイロンを15秒当てる
- 表面がツルツルになります
クレヨンが手に付きにくい理由
クレヨンで描いた絵の表面は、凸凹しています。
この状態は、クレヨンが、紙の上の乗っている状態なのです。
アイロンをかけると、クレヨンが溶け、紙の中に浸み込みます。
また、オーブンシートの上から、アイロンをかけることで、絵の表面が滑らかになります。
そのため、触れても、手に付きにくくなるのです。
ただし、クレヨンを厚く塗っていると、クレヨン全部が紙に浸み込みません。
絵が伸びたり、変色する場合もあります。
クレヨンの種類
一般的なクレヨン
日本製のクレヨンは、海外製のものと違い、なめらかな書き心地です。
発色も良く、小さなお子さんでも力を入れずに、描くことが出来ます。
クレパス
一番売れている、クレヨンです。
楽天で購入すると、名前入れのサービス付き。
水で落とせるクレヨン
このクレヨンは、水で簡単に汚れを落とすことが出来ます。
はみ出して、机が汚れたら、さっと水拭きすれば、汚れは落ちます。
洋服についても、洗濯すれば、汚れはきれいに落ちるので、お子さんのお絵かきに、安心のクレヨン。
チョークパステル
チョークやクレヨンのような書き心地!
ブラックボードに描いた文字は、水拭きで簡単に、落とすことが出来ます。
光るクレヨン
NHKのテレビ番組で紹介された、驚きのクレヨン!
なんと、描いた絵がブラックライトで、光ります。
クレヨンと一緒に、ブラックライトも付属されているので、すぐに楽しむことが出来ます。
顔にかけるクレヨン
顔に描くことが出来るクレヨン!
発色も良く、アートメイクに最適です。
おやさいクレヨン
おやさいクレヨンは、国産の米ぬかから採れる油や、野菜粉末を入れて作られています。
顔料は、通常のクレヨンに使用される、量の3分の1以下です。
お米のクレヨン
おこめのクレヨンは、、お米の油主成分のクレヨンです。
顔料は食用色素などを添加されており、万が一、口に入れても、安全な素材だけでできています。
クレヨンでスクラッチアート
スクラッチアートとは、クレヨンを削って、作るアートです。
作り方は簡単!
- 使用する紙は、画用紙
- 画用紙に、黒以外の好きな色を画用紙の全体に塗ります。
- その上に、黒を重ね塗りします。
- 黒く塗った部分を、竹串などで削ると、下の色が出てきます。
- 好きな絵を削れば、スクラッチアートの完成