真空の作り方【料理・洋服】真空パック・真空シーラー・圧縮袋
食材の、真空保存方法や、真空にするメリットなどを解説。
また、おすすめの真空シーラーや、調理器の意外な使い方など、節約情報もご紹介しています。
真空とは
真空とは、周囲に比べて圧力が低い状態。
物質が、全く存在しない空間は、完全真空といいます。
大気圧より、圧力低い状を作り出すことで、様々な利点が生まれます。
酸化しない
酸素が減ることで、物が酸化しずらくなります。(錆びにくい)
真空パックや真空チルドは、食材の新鮮さを保つことが出来ます。
熱が冷めにくい
真空になると、熱を伝える役割をする、分子の量が少ないため、空気に熱を奪われないのです。
魔法瓶は、真空の作用を利用し、中の温度を保っています。
構造は、二重になっており、内側と外側の間が真空になっているため、熱が逃げにずらくなっています。
沸点が下がる
大気より圧力が低くなると、沸点が下がります。
水は100℃で沸騰しますが、圧力が低くなると、もっと冷たい温度で、沸騰するのです。
音が聞こえない
音は空気の振動によって、伝わります。
圧力が低くなると、振動を伝えるための分子が少ないため、音が聞こえずらくなります。
電気を通さない
大気中の分子の数が減ると、電気を通しずらくなります。
引用 アルバック九州株式会社
意外なもので真空
真空状態にするには、専用の機械や、専用の袋が必要になります。
しかし、専用の機械などがなくても、真空状態を作ることが出来ます。
準備する物
- チャック式の袋
- ストロー
袋のチャックをある程度閉めて、ストローで空気を吸いだす。
真空状態を、作ることが出来ます。
この方法でも、ある程度空気が抜けるため、食品に触れる酸素の量が減ります。
そのため食品の傷みや、酸化を防止することが出来ます。
真空の作り方(水圧)
水の圧力を利用して真空を作る方法があります。
この方法も機械を使用しないため、経済的です。
※ 水を使用するため、真空パックを、たくさん作るときに役立ちます。
深めのボールや、鍋に水をはります。
食品を、チャック式の袋に入れ、水につけます。
水につける時は、袋の口から、水が入らないように注意!
チャックの上まで、水がきたら、空気が抜けているのを確認し、チャックをしっかり閉めてください。
「圧力なべ」・「真空保温調理機」の違い
圧力なべ
圧力なべは、なべとフタの間に、ゴムパッキンが付いています。
密閉して、高圧力の状態を作り出します。
圧力が高くなると、水の沸点は上がります。
通常の水の沸点は、100℃ですが、高圧力の状態では、沸点の温度は高くなるため、高温調理ができるのです。
そのため、圧力なべを使って料理をすると、時間が1/3程度の時間で料理が出来きます。
時間を短縮して料理が出来るため、ガス代や電気代を節約できます。
また、長時間食材を煮込まないため、栄養が食材から抜けにくいという、特徴もあります。
真空保温調理機
真空保温調理器は、保温部分と、なべが切り離しが出来ます。
なべで、食材を温め、保温容器の中に戻すことで、勝手に料理が出来がる仕組みです。
真空調理機は、魔法瓶と同じような構造で、熱を外に逃がしません。
温かい温度が、長く続くため、なべを火から下ろしても、食材にしっかり火が通るのです。
なべを火に、かけた状態で料理をする場合は、食材が焦げたり、均等に火が通るように混ぜる必要があります。
そのため、食材が崩れることもあります。
真空保温調理器なら、火から下ろしても、食材全てに均等に、熱がいきわたるため、手間なく美味しく、料理が出来ます。
また、保温中は火を使わないため、経済的で、安全に料理が出来ます。
「圧力なべ」と「真空保温調理器」の違い
煮込む時間が長い調理は、「圧力なべ」の方が早く料理が出来ます。
「真空保温調理器」は、保温容器に入れていれば料理が完成するので、忙しい方におすすめです。
また、「圧力なべ」は、高温調理ができますが、「真空保温調理器」は、保温に優れているため、低温調理にも向いています。
ヨーグルトや、甘酒を作ったり、氷を入れて、食材を冷やすこともできます。
おすすめの真空シーラー
家庭用の真空パック器は、吸引力が50Kpaあれば十分と言われます。
80Kpaで、空気をほとんど吸い取ります。
「真空パックん」なら84.6kpaです。
また、脱気圧も選べるので、せんべいなどを真空しても、割れる心配がありません。
また、肉類などの汁が出るものも、スープも真空処理をすることが可能です。
真空パックの保存期間
家庭用の真空パック器を使って保存する場合、どのくらい保存できるのか疑問ですよね?
機械の性能や、袋の性能によって、保存できる期間は違います。
また、熱処理がされているかや、無菌状態で保存ができていたか、も大きく関わってきます。
保存の目安
鶏肉・豚肉・牛肉などは、冷蔵で通常3日の所が、真空状態で保存すると、5日程持ちます。
冷凍庫では、約1年ほど保存が可能になります。
あくまで目安なので、真空状態が悪いと、食材の傷みや、風味が落ちることが早まります。
また、長期間保存する場合は、パックに保存した日付を書いておくと、便利です。
旅行で使える・真空(圧縮袋)
真空シーラーの意外な使い方
真空シーラーで食材を、通常よりも長く保存できます。
しかし、食材以外にも、便利な使い方があります。
最近は、メルカリなどのフリマアプリで、不用品を売買することが増えています。
その中でも洋服の取引は、とても多いのですが、価格は、比較的安く、売買されています。
洋服の素材や、種類によっては、かさばるモノもあります。
かさばる服は、送料がかかってしまうため、手間などを考えると、自宅で処分した方がいい場合もあります。
しかし、着ることが出来る服を、捨てたくはないですよね。
そんな時に役立つのが、真空シーラーです。
真空シーラーを使って、かさばる洋服をコンパクトに発送することで、送料を抑えることが出来ます。