知らなかったではすまない交通ルール【特に注意すべき違反】
近年はあおり運転などの、危険な運転による事故のニュースが増えていますね。
あおり運転や、危険運転な運転による事故にあってなくても、怖い思いをしたことがある人は、多いのではないでしょうか。
しかし、自分は被害者だと思っていても、気づかないうちに、加害者になってしまっているという人も多くいます。
例えば、予定の時間に遅れそうになり、スピードが出過ぎていた場合や
あおっているつもりがなくても、急いでいることで、前の車との車間距離が、十分にとれていなかったりと、安全な運転が、出来ていないケースがあります。
そこで「知らなかったでは済まされない!これも交通違反なの?」と思う、多くの人が見落としがちな交通ルールを解説。
あおり運転
あおり運転による事故が増えているため、ニュースなどで何度も取り上げられることが増えていますが、
自分は普通に運転しているつもりでも、他の車に、恐怖や危険を及ぼす運転をしている場合があります。
下の表は、あおり運転の違反の種類になります。
このような運転をしていないか確認して、安全運転に心がけましょう。
あおり運転の中に、「前の車との車間を詰めて運転」する行為があります。
違反点数は1点、高速道路は2点になります。(反則金は普通車で6,000円、高速道路は9,000円)
では、適切な車間距離はどれくらいなのか?
車間距離の目安
運転中に車を停止することが出来る距離の長さは、車の重さ、ブレーキの性能、タイヤの状態、路面の状況によって変わってきます。
前を走るクルマとの距離は、運転席の高さなどによっても誤認しやすい。
そこで、車間距離のとり方として、「距離」ではなく「時間」で測る方法も警察や交通心理学会などから推奨されています。
前のクルマが通過した地点を、自分のクルマが何秒後に通過するかによって、安全な車間を確保しようという方法です。
速度に関係なく、最低でも2秒間は必要であるとされています。
車間距離の確認方法はさまざまですが、車間距離の不保持は事故のリスクを高めるだけでなく、交通違反として取り締まり対象になるので、常に意識しながら運転するよう心がましょう。
あおり運転された場合の証拠提出
あおり運転の被害にあった場合、ドライブレコーダーなどの証拠があれば、警察で違反者を、検挙してもらえる可能性があります。
警察で、被害内容の検証を行い、極めて悪質だった場合は、違反者に対して罰則があります。
車線変更の禁止場所
車線変更の禁止場所での車線の変更や追越しは違反となります。
- 違反点…数1点
- 反則金…普通車6,000円・大型7,000円・2輪車6,000円・原付5,000円
- 白の実線・破線は車線変更・追越しOK
- 黄色の実線追越し時のはみ出し禁止・車線変更禁止
- 白の破線・黄色の実線白から黄色への追越しや車線変更は可。逆は不可
- 白の斜線導流帯(ゼブラゾーン)は禁止事項無し
追い越し車線の走行注意
複数の車線がある道路で追い越し車線を走り続けると、「通行帯違反」となります。
3車線が設けられている場合であっても、左側や中央の通行帯の走行が基本であり、追い越す場合のみ、追い越し車線の走行が可能です。
- 違反点数…1点
- 反則金…普通車6,000円・大型7,000円・二輪6,000円・原付5,000円
追越し車線を走行し続けてよい距離の目安は2km(2km未満でも検挙されることはあるので、追越し後は、走行車線を戻すようにしましょう。)
追越し禁止の場所
追い越し違反の場合、違反点数は2点となります。
前の車が自動車を追い越そうとしているとき(二重追越し)
標識や補助標識で示されているとき、追越し・右側にはみ出しての追越しは禁止されています。
追い越すために進路を変えたり、追越しが禁止されている場所
- 道路の曲がり角付近
- 上り坂の頂上付近・急な下り坂
- トンネル(車両通行帯がある場合を除く)
- 交差点とその手前から30m以内の場所(優先道路を通行している場合を除く)
- 踏切・横断歩道
- 自転車横断帯と、その手前から30m以内の場所
Uターン禁止・禁止場所
● 歩行者や他の車の通行を、妨げる恐れのある場合にUターンをした場合「法定横断等禁止違反」になります。
- 違反点数…2点
- 反則金…普通7,000円・大型9,000円・二輪6,000円・原付5,000円
● Uターン禁止の標識や表示のある場所で、Uターンをすると「指定横断等禁止違反」になります。
- 違反点数…1点
- 反則金…普通6,000円・大型7,000円・二輪6,000円・原付5,000円
【Uターン禁止標識・道路標示】
参考 警視庁交通違反の点数一覧表 チューリッヒ「Uターン禁止…」
道路横断の歩行者妨害
近年特に、取り締まりが強化されてきている交通違反があります。
横断歩道に歩行者がいる場合に、自動車が一時停止せずに、通過してしまう行為「横断歩道歩行者等妨害等」にあたります。
信号機のない横断歩道で歩行者がいた場合、その手前から徐行し、一旦停止をしなければならない。
- 違反点数…2点
- 反則金…普通9,000円・大型12,000円・二輪7,000円・原付6,000円
■ 歩行者から道を譲られた場合はどうなのでしょうか?
歩行者の好意を受けて、横断歩道を先に通過すると、警察の取り締まりにあった場合は、罰が科せられる可能性大です。
歩行者がジェスチャーなどで、明らかに道を譲る動作をしたことが確認できれば、取り締まりを回避できる可能性もありますが
罰則を受けないためには歩行者に先に、横断歩道を通行してもらうようにしましょう。(アイコンタクトでは誤認の可能性があるため不可)
信号のある横断歩道でも、歩行者優先です。
歩行者がいた場合、必ず一旦停止をする必要があり、歩行者の通行を妨害してはいけません。
2車線以上ある道路で、隣の車が止まった場合、一旦停止をしなければなりません。
歩行者が自分の前を通過し終えても、反対側から、他の歩行者が来る可能性があります。
隣の車が停止していると、反対側から来る歩行者に、気づくことが出来ない場合があるためです。
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今回、警察の検挙も増えてきている、違反を紹介させて頂きました。
自動車を運転する上で交通ルールを把握して、安全運転を心がけることは当然ですが、運転歴が長くなるほど、自分の運転技術を過信してしまいます。
もう一度、自分の運転に問題がないかを考え、安全運転に心がけましょう。