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読みやすい文章の書き方【かんたん文章力アップ・表現力】2弾

読みやすい文章の書き方【かんたん文章力アップ・表現力】2弾

 

 

文章を書くことが、苦手だという人は多いのではないでしょうか。

 

会話では簡単に、内容を伝えることが出来ても、文章のみで伝えるのは難しいものです。

 

会話では、表情やジェスチャーを使うことが出来ます。

 

しかし、文章では文字だけで伝えなければならないため、書き方によっては、読み手に誤解を招いたり、不快感を与える可能性もあります。

 

そうならないためにも、文章を書く基本となる部分理解しましょう。

 

 

句読点の付け方

 

句読点の付け方は、とても重要です。

 

句読点のない文章は、読みにくく、理解が難しくなります。

 

また、句読点によって、区切り方を間違うと、違う意味に伝わることもあります。

 

Q1.

 

アメリカや、中国ロシアが、今年中に計3機の、火星探査機を打ち上げる。

 

 

A1.

 

アメリカや中国、ロシアが、今年中に計3機の火星探査機を打ちあげる。

 

 

Q1.では、句読点の位置が違うため、意味が間違って伝わる可能性があります。

 

火星探査機を打ち上げるのは、アメリカと「中国とロシアは共同」で打ち上げるという意味にも取れます。

 

実際に伝えたいことは、「アメリカ、中国、ロシアの3か国が、今年中に火星探査機を打ち上げる」ということです。

 

Q2.

 

火星は、2年2か月ごとに、地球に、接近する。

A2.


火星は2年2か月ごとに、地球に接近する。

 

 

Q2.では、点が多すぎるため、文章のつながりが、分かりずらくなっています。

 

学校教育で私たちは、息継ぎをするところに、「、」を文の終わりに「。」を付けるように習っています。

 

しかし、息継ぎをする箇所で「、」を付けると、意味が伝わりずらくなります。

 

そのため、繋がっている文を切ることがないように「、」を付ける必要があります。

 

 

 

「、」の打ち方・基本

 

「、」を読点といいます。

 

読点の打ち方にはいくつかポイントがあるので、ご紹介します。

 

引用したり・感想を伝えるとき

 

この本に、人生は登山と似ている、と書いてあった。

 

   ↑

 

この本に「人生は登山と似ている」と書いてあった。

 

 

 

彼女はケーキを食べておいしい、と言った。

 

   ↑

 

彼女はケーキを食べて「おいしい」と言った。

 

接続詞逆接の後に

 

今日の天気は雨だった、明日の天気は晴れの予報です。

 

マヨネーズは嫌いです。でも、お好み焼きとタコ焼きには、マヨネーズがないと味気ない。

 

 

時を表す言葉の後に

 

1月13日、今年の成人式は無事に終わった。

 

今晩、映画を見る約束をしている。

 

 

強調するとき

 

一眼レフカメラとスマートホンのカメラでは、料理の映りが全く違う。

 

 

呼びかけの後に

 

ねえ、この料理どうやって作ってるの?

 

 

 

 

あいまいな表現の使用に注意

 

文章には「これ」「それ」「あのとき」など、前の文章が繋がっていないと、理解できない文章がある。

 

あいまいな表現を使う時は、注意が必要です。

 

Q1.

 

ワセリンは、乾燥肌に対策に有効な保湿剤です。

 

薬局やスーパーでも、この保湿剤は、色んな種類が販売されています。

 

 

A1.

 

ワセリンは、乾燥肌対策に有効な保湿剤です。

 

薬局やスーパーでも、ワセリンは、色んな種類が販売されています。

 

 

あいまいな表現の「この」を使うと、文章が長い場合、読み手が理解しにくい場合があります。

 

「この」とは、何について書いているのか、文章を読み直す必要がでる場合もあります。

 

そのため、極力あいまいな表現は、使わない方がいいでしょう。

 

 

 

 

あいまいな言葉で終わらせない

 

Q2.

 

日本の人口は減り続けている。地方で福岡県だけが、人口が増え続けている。

 

その中でも、若い女性が多いとか。

 

Q2.の文章は、最期が「とか」で終わっています。

 

会話などでは、問題ない表現ですが、文章にすると、「とか」の後に何かが続くようなイメージがあります。

 

A2.のように、最期を断定すると、読み手も、簡単に文章の内容を理解できます。

 

A2.

 

日本の人口は減り続けている。地方で福岡県だけが、人口が増え続けている。

 

その中でも、若い女性の増加率が高い。

 

 

 

 

漢字とひらがなを使い分ける

 

学生時代は、文章を書く時は、漢字を使うように教えられます。

 

しかし、社会に出ると、「見え方」「伝わり方」を意識して、文章を書く必要があります。

 

  1. 煙草、タバコ、たばこ
  2. とき、時
  3. ところ、所
  4. こと、事
  5. おかし、お菓子
  6. 誰、だれ
  7. すい臓、膵臓

 

1.のように漢字を使用すると、硬いイメージを持ちやすい言葉があります。

 

逆に、ひらがなを使用すると、柔らかいイメージを持たせることが出来きます。

 

文章によっては、あえて漢字をひらがなを、使用する場合もあります。

 

子供の時、の一番の思い出は、運動会です。

 

子供のとき、の一番の思い出は、運動会です。

 

 

漢字が多いと、文章が読みずらくなる場合があります。

 

その場合、ひらがなで表現すると、読みやすくなります。

 

7.のように「膵臓」を「すい臓」と書く場合、誰もが読めるように、難しい漢字は、ひらがなを使用します。

 

 

 

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読み手に理解してもらえるような文章が書けるように、意識するだけでも、文章力はアップします。