エアコンの運転切り替えの電気代・何kWh?【冷房→暖房】
エアコンを運転した状態で、冷房から暖房に切り替えても、電気代は高くなりません。
今回は、1時間ごとの明細があるので、それを元に、どれくらい電気の使用量だったのかご紹介します。
また、その日にどのような電気の使い方をしたのかも、詳しく説明していきますので、エアコンを効率的に使いたい方は、よかったら参考にしてみてください。
エアコン運転切替の電気代
エアコンが運転している時、「冷房→暖房」に切り替えるても電気代は、高くなりません。
ただし、切り替える時に、極端な温度差に設定すると、電気代は高くなります。
切替で高くなる温度差は?
部屋の温度が20℃から30℃にする場合、エアコンがフル稼働するので、電気の使用量が多くなり、電気代も高くなります。
例えば、真夏の帰宅直後の部屋は、暑いですよね?
その時に、エアコンを稼働させると、部屋の温度を下げようとエアコンがフル稼働し、電気の使用量が多くなります。
夏の場合は、自宅にいない時の冷房温度は、30℃で付けたままにして、帰宅した時に、27℃に設定する方が、電気代が安くすます。
ただし、冬の場合は、外の温度(5℃)と、快適温度(25〜28℃)に差があるため、暖房を入れたままだと電気代が高くなります。
エアコンの運転切替の電気使用量
下の図は、5/23〜24の2日間の電気の使用量です。
冷房から暖房に切り替えたのは、24日の9:34ですが、9時台の使用量(kWh)は高くなっていません。
5/23の電気使用量
気温・天気
最高27.8 最低16.2 晴れ
5/24電気の使用量
気温・天気
最高20.8 最低16.6 雨→くもり
※ 九州電力は無料会員登録をすると「マイページ」から、1時間・1日・1月ごとの電気代を見ることが出来るようになります。
23日〜24日間の冷房30℃の間の1時間ごとの使用量は0.10〜0.20kWhです。
そこから、暖房28℃に切替しても0.20kWhの使用量です。
これから分かることは、温度差があまりない中での、冷暖房の運転切替は、電気の使用量は少ないということです。
24日の9時台の電気代
エアコンの冷房から暖房に切り替えた時の24日9時台の使用量は0.20kWhなので、その時間の電気代は4.052円ほどになります。
九州電力の電気の計算
出典 九州電力
九州電力の場合、120kWhまで1kWhあたりの電気の単価は、17.46円かかります。
120kwh(17.46円)→ 2,095円まで
121〜300kWh(23.06円)→ 6,222円まで
301kwhを超える使用量(26.06円)
私の家の電気代は、毎月4,000円以下で、300kWh未満の使用量なので、1kWh約20.26円になります。
計算式
17.46円×23.06円=20.26円
20.26円×0.20kWh=4.052円
なぜ冷房→暖房に?
なぜ、冷房から暖房を入れたのか?
私は洗濯物を乾かすために、エアコンは付けたままで、冷房から暖房に運転を切り替えました。
5月に入って気温が温かくなり、エアコン(暖房)を使わなくてよくなりましたが、少し暑くなる日もあるので、夜にエアコン(冷房)を入ることがあります。
5/23日は、少しだけ暑かったので、夜から冷房を入れました。
寝るころには、冷房が寒かったのですが、寝ている時に暑くなるのが嫌だったので、エアコンは30℃で入れたままにしました。
30℃の冷房だと、エアコンはほとんど運転していないため、電気の使用量は少なくすみます。
途中で暑くなれば、温度を下げればいいので、切ったり、付けたりするより、電気代は高くなりません。
確実に、使わないなら、エアコンは切った方がお得ですが、使うかもしれない時は、エアコンをスリープ状態にすれば電気代は高くなりません。
エアコンのスリープとは?
夏に冷房を入れた場合、30℃にしておくと、ほとんどエアコンは運転しないので、エアコンはスリープ状態になります。
そのため、電気の使用量は少なくすみます。
冬の場合は逆で、暖房を16℃にすると、スリープ状態になります。
エアコンはスイッチを「付けたり、切ったり」すると電気代が高くなるので、「またエアコンを付けるかもしれない?」と思うなら、エアコンをスリープ状態にした方がお得です。
部屋干し・エアコン早乾き
梅雨に洗濯物を乾かすなら、エアコンの「除湿機能」ではなく、「暖房」がおすすめです。
梅雨の時期(5〜7月)は、部屋の中の湿度が高く、部屋干ししても洗濯物が早く乾きませんね。
梅雨の時期に、部屋がジメジメした場合、エアコンを入れるとしたら、除湿を使う方が多いと思いますが…
実は除湿をすると、部屋の温度が下がるので、洗濯物が乾くスピードが遅くなります。
さらに「室温・気温」が低い程、空気が水分を蓄えられないので、部屋の中の湿度も高くなるんです。
温かい季節(5〜6月)でも、一時的に暖房を入れた方が、洗濯物が早く乾きます。
早く乾けば「部屋干し臭・雑菌の繁殖」を防ぐこともできます。
なるべく短時間で乾くように、扇風機やサーキュレーターを一緒に使うと、風の流れが起きて、部屋にいる時の暑さも軽減します。
何度に設定?
洗濯物を乾かす際、何度に設定すればいいのか?
冬であれば、暖房の温度が低めの24℃程度でも、洗濯物を乾かすことが出来ます。
5〜7月で、部屋の温度がすでに25〜26℃なら、エアコンの暖房の温度は28℃以上にしなければ、エアコンが停止状態(スリープ)になります。
エアコンが運転できる温度に、設定してください。
暖房を入れても、ほどんど稼働していないなら、設定温度が低いので、少し暑くても、エアコンが運転できる温度にする必要があります。
何時間で乾く?
洗濯物の量にもよりますが、エアコンの暖房を3時間の運転で、ある程度の洗濯物が乾きます。
外出する際は、3時間運転のタイマーを入ておくと、熱い思いをしなくてすみます。
部屋にいる場合は、熱中症にならないように、扇風機を使いながら暖房を入れ、3時間したらスイッチを切りましょう。
後は、自然乾燥させてください。
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