【エアコン】スイッチを入れたり、切ったりしない方がいい理由
夏のエアコン(冷房)は24時間入れたままの方が、電気料金は安くすみます。
逆に、冬場は24時間入れたままのでは、電気料金は高くなります。
今回はその理由を解説していきます。
夏のエアコン24時間
夏場のエアコンは、スイッチを切ったり、入れたりしない方が電気代が安くすみます。
エアコンはスイッチを入れる時に、多くの電力を使います。
下の図は、電気の利用明細になります。
今年は5月半ばから、早めの梅雨に入りました。
そのため、部屋の中がムシムシするようになってきました。
扇風機だけでもいいのですが、湿度が高いため、冷房を入れました。
オレンジで囲んでいる、15日・16日はエアコン(冷房)を入れています。
15日
夜からエアコン(冷房)を使い、一度寒くなったため、エアコンを切ってしばらくして、また暑くなり、エアコンを付けました。
この日は、エアコンのスイッチを2回入れました。(一度切ったため)
ーエアコンの温度ー
21時〜23時半 …26℃〜27℃
ー使用量ー
3.80khw →76.9円
16日
24時間エアコン(冷房)を入れていますが、電気の使用量が15日より少なくすみました。
ーエアコンの温度ー
9時〜21時 …27〜29℃
9時〜23時半 …27℃
ー扇風機ー
9時〜17時
ー使用量ー
2.90kwh →58.7円
気温は16日の方が、日中の温度が高かったのですが、24時間エアコンを付けていた16日の方がの電気料金が安くすみました。
差額は18円違います。
一カ月にすると500円ほど料金が違います。
今の気温は、24℃〜31℃なので、そこまで気温は高くありませんが、夏本番になると気温も高くなるので、料金差も大きく出てくるでしょう。
電気料金の計算
上の電気料金は、九州電力で計算しています。
九州電力「従量電灯B」契約は、使用量が増えると1kw当たりの単価が上がります。
大手電力会社である九州電力の、一般的なプランです。
出典 九州電力
120kwh(17.46円)→ 2,095円まで
121〜300kwh(23.06円)→ 6,222円まで
私の家の場合、300kwh以上使わないので…
(17.46+23.06)÷2=20.26
1khwあたり、20.26円で計算しています。
※ ご家庭の契約している電力会社のプランによって、電気の単価は異なります。
冬のエアコン24時間
夏場は、冷房を24時間入れたままの方が、安くすみますが、冬場の場合は、24時間暖房入れると、電気料金は高くなります。
冬にエアコン(暖房)を24時間入れた時と、寝るときだけ消す(昼間自宅にいるため、エアコンを付けている)の電気料金を調べました。
寝るときは、布団に入って、寒くないので、エアコンの温度を16℃にしていました。
結果は、寝るとき(24時〜8時)は、エアコンを消した方が、電気の使用量が少なかったのです。
エアコンは、スイッチを入れる時に多くの電力を使いますが、冬はスイッチを入れたままより、長時間使わない時はエアコンを消した方が安くなるようです。
その理由は、気温差にあります。
冬の方が丁度いい温度と、実際の気温に大きな差がありますが、夏の場合は、ちょうどいい温度と、気温は冬ほど大きくありません。
適切な部屋の温度
暑い・寒いと思うと、ついエアコンの温度を大きく下げたり・上げがちです。
温度設定を大きく下げたり・上げたりすると、電気の使用量も上がり、電気代も高くなるので、夏なら、なるべくエアコンの温度を高めに設定しましょう。
28℃くらいで、扇風機も併用するといいでしょう。
不快指数
参考 keisan
私たちは、温度が高いだけで、暑いと感じるわけではありません。
温度と湿度が高いと、より暑いと感じるのです。
33℃でも、湿度が10%ならあまり熱さを感じませんが、湿度が90%になると、熱中症のリスクが生じてきます。
夏場にエアコンの温度を調節する時は、室温だけでなく、湿度も気にしてみましょう。
お部屋の快適グッズ
温湿度計を使うと、お部屋の温度を調節しやすくなります。
夏になると、湿気が多いため、気温も上がり、暑さを感じやすくなります。
こちらの温湿度計は、アイコンが表示されており、暑いと感じる温湿度になったら、暑そうなアイコンが表示さるため、エアコンでの温度調節がしやすくなります。
夏場はエアコンだけでは、電気代が上がりがちです。
そのため、扇風機や、サーキュレーターを使用することで、エアコンの温度を高めに設定し、電気料金を抑えることが出来ます。
サーキュレーターの方が、価格は高くなりますが、空気を循環できるため、直接体に当たる扇風機よりも、優しい風を浴びることができるので、おすすめです。