熱いものを食べると鼻水が出る?【原因・対策・おすすめ商品】
温かい食べ物を食べていて鼻水が出ることはありませんか?
ラーメンやうどん、カレーなどを食べると、鼻水が出やすいとの声が多くあります。
今回は、原因と対策をご紹介していきたいと思います。
鼻の機能・鼻水が出る原因
鼻の主な機能
- ニオイを感じる
- 空気を吸い込む
- 花粉・ほこり・ウイルスをブロック
- エアコン機能
花粉やゴミなど吸いこんだ場合に、くしゃみや、鼻水が出るのは、有害なものから、身体を守るための機能です。
鼻のエアコン機能とは、取り込んだ空気を体温に近い温度にし、適度な湿度で肺に送ることで、肺に負担をかけないようにします。
鼻水が出る原因
出典 中外製薬
鼻水は健康な人でも、1日に何リットル(2〜6L)もの量が作られます。
特に、汚い空気や、冷たい空気が入ると、鼻水の分泌量は多くなります。
鼻水には、加湿の役割と、異物を外に出す役割があり、風邪などのウイルスが入ると、排出するために鼻水が出るのです。
引用 日本医師会ホームページ
鼻毛の役割
鼻毛はフィルターと、乾燥や温度を一定に保つ役割をしています。
鼻毛がフィルターとして、ホコリや病原体などが、体内に侵入するのを防ぎます。
また、鼻の中の湿度や温度を一定に保ち、鼻の粘膜を守ります。
熱い食べ物・鼻水の理由
温かい食べ物で鼻水が出る理由
熱いものを食べて、鼻水が出る理由は、鼻のエアコン機能が原因と考えられます。
熱いものを食べると、熱い空気が鼻の中に入ってきます。
熱いまま、肺に空気が送られないように、鼻の中で冷やそうとします。
冷やすために鼻水が出て、鼻水が気化する、気化熱で空気が冷やされ、肺に適度な温度の空気を送っています。
ラーメンやうどんは、熱い蒸気が顔の周りに広がります。
多くの人は、器に顔を近づけ、すすって食べるため、鼻に水分が多く取り込まれ、鼻水がサラサラとなり、垂れてくるようになります。
また、寒い日は鼻が冷えており、熱い空気が入ることで、鼻の中が結露したような状態になり、鼻水の水分はさらに多くなります。
熱い食べ物・鼻水対策
温かい食べ物を食べても、鼻水が完全に出ないようにする方法はありません。
しかし、鼻水が出やすい状況を、作らないようにすれば、少し変わってきます。
- なるべく冷まして、口に入れる
- 蒸気を、顔に当てないようにする
- 香辛料は使わないようにする
- ご飯後の予定を考えながら食事する
鼻水が大量に出ないようにするには、寒暖差をなくすことです。
なるべく、冷まして口に入れるようにしましょう。
温かい食べ物は、蒸気もたくさん出ています。
蒸気を吸い込むことで、鼻に水分が入るため、ラーメンを食べる時は、レンゲに麺をとり、器から顔を離して、食べるようにした方がいいでしょう。
スープを飲む際は、器に口をつけて飲まずに、スプーンを使って飲むようにしましょう。
香辛料を使うと、鼻水が増加するため、香辛料が含まれる料理はなるべく、避けた方がいいでしょう。
鼻水は、寒暖差で出やすくなりますが、副交感神経が優位な時も、出やすくなります。
食事中や、リラックス時は副交感神経が優位になるため、鼻水が出やすくなります。
ご飯後の予定を考えることで、頭を活性化させて、鼻水の増加を防止しましょう。
交感神経と副交感神経
神経とは?
神経は2種類あり、脳脊髄神経系と、自律神経系があります。
■ 脳脊髄神経は、手足を動かしたり、痛みを感じたります。
自分の意志でコントロールが可能です。
■ 自律神経とは、作用が相反する神経で、交感神経と副交感神経に分類されます。
自分の意志でコントロールすることが難しい。
寒いと鼻水が出る理由
鼻はエアコンとしての機能があり、冷たい空気を吸い込んだら、温かくして、肺に空気を送っています。
さらに、冬場は乾燥しているため、湿気を与えて肺に送っています。
冷たい空気を温めるために、鼻への血流が増加し、鼻水の分泌量が増すのです。
鼻水は、温度や湿度の調節だけでなく、冬場の空気の乾燥で、空中に漂うウイルスなどの侵入も防ぎます。
寒冷刺激による鼻水調査
- 鼻水が出る ………… 96%
- 鼻水が激しく出る … 48%
- 鼻がつまる………… 50%
- くしゃみが出る…… 33%
「東京大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科学教室」論文データより
鼻水が出やすい体質
「鼻水がよくでる」と感じている人は、意外に多いのではないでしょうか?
アレルギー性鼻炎は、花粉など、何らかのアレルギー物質が原因で、「鼻水・鼻づまり・くしゃみ」などの症状が出ます。
しかし、アレルギー以外にも、鼻水がよく出る症状があります。
血管運動性鼻炎です。
主に温度差(寒暖差)によって、アレルギー性鼻炎と同じような症状(鼻水・鼻づまり・くしゃみなど)が出ます。
原因は温度差の他にも、疲れや寝不足、ストレス、香料、タバコの煙が原因となることがあります。
これはアレルギーというよりも、自律神経のバランスが悪くなって起こる病気です。
鼻炎の症状を和らげる
鼻炎による鼻づまり・鼻水・くしゃみの中でも、特につらいと感じるのは、鼻づまりではないでしょうか?
鼻づまりになると、息苦しくなるため、疲れやストレスを多く感じます。
そんな鼻炎の症状の、軽減について解説していきます。
温熱療法
アレルギー性鼻炎は、鼻内の温度や、湿度を高くすると軽減されるということは、古くから知られています。
急性鼻炎では、ウイルスの種類にも違ってきますが、鼻内が39℃でウイルスの増殖が90%抑制され、43℃では増殖が停止します。
ウイルスが原因の鼻炎には、温熱療法は有効であり、アレルギー性鼻炎や、血管運動性鼻炎にも有効と考えられます。
鼻ヘルパー(hana helper)
「TBSのがっちりマンデー」で、紹介された鼻炎治療器です。
近赤外線でほんのり鼻内部を温め、赤色光のハイブリッド光を照射することで、鼻の不快な症状に作用します。
鼻ヘルパーは1回3分1日2回。
電源は3分後に自動でオフになります。
Amazonや、楽天で効果を実感するレビューが多数送られてます。
カプサイシン
鼻の内部をカプサイシンで刺激すると、刺激した部分の温度が変わっていいなくても、熱さを感じます。
この現象は、鼻粘膜を43℃以上に刺激したのと、同じような信号が神経に入るためと考えられています。
香辛料の刺激は、温熱療法と同じような効果期待でき、鼻炎の症状改善が期待できます。
※ 逆に、メントールを塗ると、26℃以下の冷気で刺激されたように、信号が入るため、冷たく感じます。
鼻がつまっている時に、メントールを塗ると、スーッとするため、鼻づまりが改善したように感じますが、実際には、鼻の粘膜は腫れるため、鼻の通りは改善していません。
トウガラシエキスが入ったリップクリーム。
唇に塗ると、ほんのり温かくなります。
唐辛子の作用で、唇がぷっくり!
トウガラシ効果で温かくなるため、鼻に塗ることで、鼻症状の改善が期待できます。
※ 鼻内はデリケートです。鼻の入り口に少しつけて、ヒリヒリしないか試してから使用してください。
足を温める
下肢の「冷却・加温」と「鼻粘膜の温度」には、つながりがあることが明らかになっています。
足を温めると、鼻の中の温度は上昇し、加温・加湿機能が上がるため、鼻炎の症状改善が期待できます。
足湯をした場合、鼻内部の抵抗が5分後に下がり、15分まで持続するという実験結果が出ています。
一方、足を冷やした場合は、直後に鼻内部の抵抗があがります。
温度調整できるバブルフットバス「足ぽっか」
折りたたみ式の足湯なので、収納はコンパクト!
遠赤外線で芯からぽかぽかになります。
また、温度調節ができるので、寒い時、リラックスしたい時、その時々で温度を選べます。
塗ることで、体が温まるマッサージジェル!
トウガラシエキスや、ショウガ根エキス、バニリルプチルが配合で、ダイエットや引き締め効果が期待できる、マッサージジェルです。
下半身に塗ることで、下半身を温めることができるため、鼻症状の改善が期待で切る商品です。
体の半分を圧迫
片方の鼻づまりの改善には、鼻づまりしている方と、反対側の体を圧迫すると、鼻づまりが改善します。
特に、脇の下の圧迫は効果的です。
■ 横向きで寝た時の体の変化
側臥位(そくがい)とは横向きで寝た状態のこと
出典 看護roo
■ 脇の下の圧迫方法
ペットボトルを脇の下に挟み、20秒ほど圧迫することで、鼻づまりが改善します。
鼻づまりの解消時間は、圧迫時間の5倍程度です。
あまり長時間すると、血流が悪くなるため、やりすぎには注意が必要です。
■就寝時の対策
寝ている時なら、鼻がつまっている方と、反対側を下にして寝ると、鼻づまりが改善します。
運動・息をこらえる
鼻づまりの改善には、運動が有効的です。
その理由は、交感神経が優位になるためで、交感神経が優位になると、鼻づまり・鼻水などの症状が軽減します。
また、鼻づまりがある時に、息をこらえると、鼻内部の抵抗が下がるとの報告もあります。
メカニズムは不明ですが、一時的に呼吸を止めることで、体内の二酸化炭素の濃度があがります。
すると、酸素を取り込むために、血流が増加します。
この時に、交感神経が優位になることで、鼻の通りが良くなると考えられます。
交感神経が活発になると、鼻の通りや、鼻水が止まり、リラックス時や、就寝前などは副交感神経が優位になるため、鼻づまりが起きやすくなります。
スライス玉ねぎ
就寝時に鼻づまりが起きると、息苦しさで眠ることが出来ません。
そんな時は枕元に、玉ねぎをスライスしたものを置いてくと、鼻づまりを解消できます。
玉ねぎの「二硫化アリル」という成分が、血管を収縮するため、鼻の通りを改善します。
ちなみに、喘息の治療などで使われる、「ネブライザー」にも鼻づまりを解消する物質が入っています。
出典 オムロン