メラミンスポンジ使えない場所の掃除【シンク・洗面ボール】
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メラミンスポンジで洗えないもの?
激落ちくんで、おなじみのメラミンスポンジは、どんな汚れも簡単に取り除いてくれる、スーパーアイテムです。
しかし、メラニンスポンジで、洗ってはいけないところがあるのです。
知らないと、汚れが取れるどころか、付きやすくなってしまいます。
多くの方が、洗面ボールの掃除や、台所のシンクの掃除に利用すると思いますが、洗面ボールや、シンクの素材によっては、メラミンスポンジを使ってはいけません。
あとで、シンクや洗面ボールの材質の説明をしますが、メラミンスポンジを使って洗えるのは、ガラスや陶器などの表面が硬い素材です。
メラミンスポンジとは?
メラミン樹脂は耐熱、耐水、機械強度などの点で優れ、大量に製造されています。
表面は光沢を持ち耐水性、耐候性、耐磨耗性にも優れているため、家具や、化粧板の成形や、接着剤、食器や日用品に利用されることが多くあります。
激落ちくんの材質であるメラミン樹脂フォームは、メラミン樹脂をミクロン単位で、発泡させた硬度の高い、骨格構造をしています。
非常に細かい無数の網の目で、しつこい汚れを水だけで、簡単にかき取ることができます。
メラミン樹脂フォーム(スポンジ)は、たわしや、スチールウールのように食器・調理器などの汚れ落としに利用されます。
研磨剤の効果があるために、洗剤を使用しなくても、硬い汚れを落とすことが可能で、普通のスポンジで落とすことの出来なかった、茶碗やマグカップに付着した、茶渋などを落とすのに最適です。
出典 レック
陶器・人口大理石の違い
陶器の表面は、とても硬いため、多少の摩擦では、傷が付くことはありません。
水回りに使われている素材の多くは、陶器やステンレスが使われていると思っていませんか?
・洗面ボール
・台所のシンク
・トイレの便器
・浴槽
全部、陶器で出来ていると思っていませんか?
陶器の表面は、釉薬(ゆうやく・うわぐすり)という、ガラスの膜があります。
陶器の表面にガラスの膜があることで、ツヤをだし、水や汚れが浸み込むことを防いでくれています。
まず、ステンレスは、傷にも強く、割れたり破損することの少ない素材です。
しかし、鉄独特の色合いが、インテリアとマッチしずらいという難点もあります。
そこで、近年は、デザイン性に優れた、人口大理石が台所のシンクが、多く使われるようになってきました。
見た目は、大理石や、陶器で出来ているように見えますが、ポリエステル樹脂やアクリル樹脂を主成分として形成されたものです。
そのため、傷に弱く、洗う時はスポンジなど、柔らかい素材で、洗う必要があります。
汚れがひどい時に、メラミンスポンジを使うと、汚れが良く落ちます。
しかし、最初のうちは汚れが落ちていても、次第に表面のコーティングが剥がれ、傷が入り、そこに汚れが溜まっていきます。
そのため、人口大理石には、メラニンスポンジは使ってはいけません。
ステンレスは、金属質のため、簡単に分かりますが、人口大理石・ホーロー・陶器はとても見た目も似ているため分かりにくい素材です。
ステンレス
ステンレスの特徴は、金属質で、耐久性や傷に強く、汚れも目立ちにくいのが特徴です。
しかし、ステンレス製のシンクでも、最近ではコーティングで汚れを付きにくく加工している物もあるので、その場合の掃除は、柔らかいスポンジで、優しく掃除しなければいけません。
人口大理石
今はやりの人口大理石は、ほとんどのシステムキッチンに採用されています。
色やデザインが豊富なので、どんなお家にも合う、キッチンのインテリアを選ぶことが出来ます。
「大理石」という名ですが、天然石の成分は一切含まれていません。
アクリル樹脂や、ポリエステル樹脂を主成分とした、人工素材のことを「人工大理石」といいます。
ステンレス製のシンクと比べると、柔らかく傷つきやすいため、研磨剤入りのナイロンタワシや、クレンザーを使用すると、色も削れてしまうため、白くなったり、汚れが付きやすくなります。
そのため、汚れが付着した場合、柔らかいスポンジで掃除し、汚れがひどい場合は、キッチン用のハイターで浸け置きしましょう。
下の写真のようなシンクは、人口大理石でできています。
この色以外にも様々な色が、販売されています。
出典 ニッカホーム
人造大理石
天然大理石を粉砕して、セメントや樹脂で固めた、半人工素材のことをいいます。
「人工大理石」との違いは、仕上げに研磨作業が必要となるため、浴槽などの複雑な形には適さず、キッチンのカウンターや壁材、床材など板状の製品としてよく使用されます。
ホーロー
海外ではよく使われていますが、日本ではシンクや洗面ボールに、あまり普及していない素材です。
ホーローとは鉄やアルミなどの金属を下地にして、その上にガラス質のうわぐすりを高温で焼き付けたものです。
金属とガラスの特性を併せ持っており、水や湿気、熱への耐性に優れ、スチール製のタワシなどでこすっても傷つかない耐久性があり、掃除もしやすい素材になります。
以前は、浴槽の素材で、ホーローやステンレス製のものが多く使われていましたが、最近ではFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製の浴槽が増えてきました。
デザイン性に優れて、大量生産が出来るためです。
傷に弱いため、お手入れは柔らかいスポンジで洗う必要があります。
出典 ニッカホーム
陶器
家の中のもので、陶器といえば、トイレの便器に使われていますね。
陶器は粘土で形を作り、表面に薬品(うわぐすり)をかけて、高温の窯で焼き、水が侵食しないようにしたものです。
陶器の表面のうわぐすりは、ガラス質の成分なので、傷にも強く、金たわしや、メラミンスポンジでこすっても、表面に傷が付くことがありません。
そのため、食器なども、プラスチックの食器はすぐに傷がついてしまいますが、陶器で出来たものや、ガラスのコップや器は傷が入りにくい特徴があります。
トイレは、陶器が採用されていますが、洗面ボールなどは、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)が使われている場合があります。
見た目は陶器のようですが、プラスチックなので、傷が入りやすいので、柔らかいスポンジで洗う必要があります。
出典 ニッカホーム
出典 リフォマ
天然大理石
天然大理石とは、炭酸カルシウムが多く含まれている石灰岩が、熱や圧力による再結晶化で堅く変化した岩石のことをいいます。
石材としてはかなり柔らかく、彫刻や内装材など、装飾用に使用されることが多い素材です。
デリケートな性質で、酸性・アルカリ性どちらの物質にも弱いという特徴があります。
特に酸には弱く、レモンやオレンジの果汁が落ちるだけで、シミや変色の元になってしまいます。
高価なため、一般家庭ではほぼ使われません。
また、シンクや、洗面ボールには使われることは少なく、壁や床材に使われます。
天然の大理石での床材は表面をコーティングしてあるため、定期的なメンテナンスが必要となります。
出典 マイスターコーティング
シンク・洗面ボール掃除
シンクや洗面ボールのお掃除は、材質によって掃除の仕方は異なりますが、どんな材質でもコーティングで汚れを防止できます。
おすすめ商品をいくつかご紹介します。
持続性は夫婦共働きの家で、1週間程度の持ちです。
週末のまとめ掃除に役立つアイテムです。
値段が安く容量も多いので、こまめに掃除して、コーティングしたい方にオススメの商品です。
独自に開発したハイブリッド系コーティング剤 により、適応素材が豊富!
樹脂タイル、床材、塗装床のほか、塗装パネル・FRP、シンクなどステンレス・アルミの金属、フローリングなどの木材、洗面・便器など陶器、磁器タイル メンテナンスを要する素材の殆どに適応できます。
剥がれや反りといった塗膜の欠点を克服した、ハイブリッド樹脂。
しかも、深く浸透して素材の細孔に充てんされるため接着力が強靭で、素材の風合いを損ねません。
人工大理石、全ての陶器製に対応。
洗面台 陶器シンク トイレやお風呂の水垢や、白カビなどの洗っても落ちない頑固な汚れを簡単に除去できる専用クリーナーと、汚れにくくお手入れを楽にするコーティング剤がセットになっているのでいつまでも綺麗な状態が続きます。
水垢や、白カビなどの洗っても落ちない頑固な汚れを、除去してピカピカにします。
さらに水垢や白カビが戻らないように、コーティング まで施工できます。